戦後の国産飛行機 立川飛行機製【R-HM310】のレストア
写真提供:株式会社 立飛ホールディングス

初めに
今回のR-HM310のレストアは立川ホールディングス会長の熱い思いからはじまりました。
また、レストアに当たって当時の機体と同じ素材を使い、できる限りオリジナルに近い状態に戻すことを念頭に置かれました。
 
航空機概要
航空機名 R-HM310(空のジープ)
製造国 日本(立川飛行機・新立川航空機 / 現蒲ァ飛ホールディングス)
製造年 1954年製造 同年12月 ロールアウト
全長 5.8m
全幅 8.0m
搭乗員数 2名(タンデム型)
最大速度 150Km/h
※機体の基本構造はフランスで製造されたプー・ド・シェルですが、フランス人技術者を日本に招いて新たに設計を行った試作国産機だそうです。
1)エンジンドープで下地塗装
現在、日本国内で実機航空機の機体を布張り仕上げができる唯一の塗料は、東邦化研工業株式会社で製造しているエンジンドープのみです。
今回R-HM310の機体の亜麻布張り用として本塗料を使用しました。下地を整えるために行った重ね塗りの回数は20回程です。担当の技術者の皆さんたちは大変な苦労をされました。
2)エンジンウレタンで機体中塗り・仕上げ塗装
機体色の発色を良くするためにエンジンウレタンホワイトを中塗りに使用し、ジュラルミン等の金属部分には、エンジンウレタンプライマーサフェーサーを使用しました。最後の仕上げ塗装は初期の機体完成時のオリジナルカラーで行っています。
(機体番号や社名のマークは当時のデザインを再現しています。)
3)R-HM 310 レストア完了です!
平成25年4月9日20:00のNHK NEWSで公開されました。
(機体番号や社名のマークは当時のデザインを再現しています。)
◆立飛ホールディングスの技術者の皆さまへ
今回行ったR-HM310のレストアは、機体に関する図面は残されていましたが製造工程に関する詳細な資料が無く、戦前・戦後の文献などを調べ、立飛ホールディングスの技術担当の皆さまが手探りの状態で行いました。大変お疲れ様でした。
★現在レストア中の航空機【R-53】です。
レストアの詳細につきましては、今後・・・
また、一般公開の企画も進行しているようです

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